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本メールは、賛助会員の方、ご寄付いただいた方や、名刺
交換させていただいた皆さまへお送りしております。配信
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サイトよりお問い合わせください。
https://nippon-zen-e-bank.or.jp/contact/
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+°。°+ °。°。◆◇◆ 巻 頭 言 ◆◇◆ °+°。°+ °。
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『厳しくなるこども食堂の運営』
全国のこども食堂は1万か所あると言われていますが、最近の物価高の影響、資金
不足やボランティアなどの人材不足により、その運営が厳しくなっていると言われ
ています。「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京都渋谷区)
が昨年実施した「第9回こども食堂の現状&困りごとアンケート2024」によると「物価
高の影響感じる」が9割、もらうと一番嬉しいのは「米」が8割との結果が出ています。
今回、財団の会議で支援先の神戸市「一般社団法人Ainaみそらこども食堂」副代表の
旭和世様から現場の実態をご報告いただき、財団からのお米支援が大変助かっていま
すと次のようなお礼のメッセージをいただきました。
「みそらこども食堂の活動報告をお聞きくださり、誠にありがとうございました。
(日本善意財団からのご支援により)子ども食堂が継続的に活動ができます事に心より
感謝申し上げます。お米も大幅に値上がりし、ご支援していただく事に恐縮してしまう
ほどです。
その分、本当にみなさん貴重なお米を喜んでくださり、パントリーの食材もなかなか
買いたくても買えない物をいただいて・・・と感謝してくださいます。
今日は日頃の皆様の喜びの声をお伝えする事ができてありがたかったです。
財団の皆さまにもくれぐれもよろしくお伝えくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
財団が進める「お米つなぐプロジェクト」と「米米プロジェクト」の2つのプロジェ
クトでは年間2,800Kgのお米支援を続けています。「令和の米騒動」と言われる中で、
改めてその意義と重要性を感じています。
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+°。°+ °。◆◇◆ 財 団 報 告 ◆◇◆ °+°。°+ °。
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9月27日(土)、本年度第4回日本善意財団・役員事務局合同会議を開催しました。
支援先からの活動報告は 神戸市の「一般社団法人Ainaみそらこども食堂」副代表の
旭和世様から、日頃の活動状況について報告を頂きました。
旭様からは「こども食堂の運営が厳しさを増す中、地域の見守り的な活動や地域との
連携という新たな存在意義を感じています。それを支えて頂いている財団のご支援に
は本当に感謝しています」と現場の報告を頂きました。
(詳細は下記をご覧ください)
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「みそらこども食堂」の旭和世様からの活動報告(詳報)
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1.「みそらこども食堂」は神戸市中央区にあり、2019年から活動を開始し、
今年で6年目を迎えています。私たちは日々、「子ども達に栄養たっぷりでお
いしいごはんを届けたい」、「忙しいお父さんやお母さんの応援をしたい」、
「地域の居場所になりたい」―という思いで活動を続けています。その私た
ちの活動は次の5つに分けられます。
(1)こども食堂
(2)フードパントリー
(3)学習支援
(4)防災・被災者支援プロジェクト
(5)各種イベント
2.当初は一堂に会する「子ども食堂」を開始しましたが、すぐに1年後の
2020年からはコロナが蔓延して、「子ども食堂」の活動ができなくなりまし
た。それからは「フードパントリー」等を中心に活動を行いました。2023年、
コロナ明けからは「子ども食堂」の支援を再開しましたが、それまでは毎月
フードバンクからの支援があったりしましたが、コロナの終焉とともに提供
される食料が減少しています。
そうした中で、日本善意財団さんから、「お米つなぐプロジェクト」で毎月
30キロのお米の支援を頂いておりますが、今年初めには財団の林様のご提供
による目を見張るようなサーモンを頂き、みんなが声を上げて喜びました。
お魚が食卓に上がらない家庭も多く、サーモンのような高級魚を食べる機会
も少ない中で、大変ありがたく頂きました。
3.一方、「フードパントリー」には、神戸市の社会福祉協議会の職員(2名)
に加え、毎月のように財団の谷口さんがお手伝いに来て頂き、大変助かって
います。「フードパントリー」はある意味、地域の“見守り的な機能”を果
たしているのではないかと考えています。心身ともに疲弊した家庭、ヤング
ケアラー、ケアの必要な家庭や、困窮している家庭の方が来られています。
長年不登校の一人親世帯のこどもが「フードパントリー」だけには来てくれ
て、毎回、声を掛けるようにしています。摂食障害やストレスで声も出ない
状態の時もありますが、その子を見るだけでも安心することがあります。
近年、一時は増加した「子ども食堂」はだんだん行政の支援が厳しくなり、
継続が難しくなって来て、減少傾向にありますし、「フードパントリー」も
継続が難しくなっています。
それでも毎月の「フードパントリー」には60件の申し込みがあり、いつも大
変心苦しいんですが、抽選で支援の必要なご家庭30世帯を優先して支援を行っ
ています。財団からの毎月3万円の支援金のおかげで、パスタなどのいろいろ
な食材などを購入することが出来まして、本当に助かっております。
4.更に、今年も夏休み前に財団の「米米プロジェクト」によって支援の必
要な生活困窮家庭15世帯にお米10キロを直接送付して頂きました。
今年もお米不足と価格高騰が止まらず、他の食品の値上がりもどんどん進み、
ご家庭の食費の負担を逼迫する一方でした。長期休み前にお米をたくさんご
支援いただけた事で、「夢のようだ」ととても安堵され、喜んでおられました。
そのお礼のメッセージがたくさん届いていますが、その一部をご紹介致します。
〇5人の子ども達はお米が大好きでたくさん食べます。お米が買えない時は譲り
合い、麺類等で代用しています。週末に児童養護施設から週末外泊で帰って来
た子ども達が残りのお米を気にすることなく食べさせてあげることができます。
感謝の気持ちで一杯です。
〇長期休みに入ると給食がなくなり、食べ物が足りるか不安しかなく、物価高
でお米やパンを購入するのも躊躇している中で、お米をご支援いただけるのは
本当にありがたく、子ども達にご飯を食べさせてあげる事が出来ます、本当に
ありがとうございます。
〇備蓄米を待っていますが、なかなか見かけません。麺類を増やし、お米の節
約に努めています。妊娠中で収入も減るので、ありがたい限りです。
5.次に、子ども達への「学習支援」ですが、地域の高校生や大学生、年配で
指導経験豊富なボランティアさんが、小中学生との多世代交流の場として関わっ
てもらっています。
例えば、神戸女子大学さんからの提案で、子ども食堂の時にワークショップを
させて欲しいとの依頼がありました。心理学科の学生さんが「気持ちについて
考えよう」という「気持ちのワークショップ」を開催してくれました。「こん
な時にはどのようにしたらいいんだ」とかいろいろ考える企画でした。
また、SDGのエコバッグ作りを通して、環境問題を考える「ワークショップ」も
実施してくれました。
また、兵庫県立大学の学生さんからは「eco-nicoワールドこども食堂」という
企画で、実際にビビンバとかの韓国料理を作って、韓国の食育に関する異文化
交流を行ってもらいました。
子ども達も初めて作る韓国料理を完食し、食への意識を深める事ができました。
こうした企画は以前、学生さんが自前で「子ども食堂」を立ち上げて実施しよ
うとした事もあったそうですが、公民館を借りたりしても食材や調理器が整っ
ていなかったり、子どもを集めるにしても集客がままならないーとかの苦い経
験があり、私どもに依頼があった次第です。
6.更に、神戸甲北高校の生徒さんが「地域活性化イベント」を開催してくれ
ました。ボランティアで来てくれる生徒さんの企画で、新神戸駅の近くにある
ダイナミックな「布引の滝」(雄滝)、創業100年以上の「おんたき茶屋」さん
に、子ども達を連れて行ってくれました。私達スタッフも万全のサポート体制
で一緒に行きましたが、子ども達は地元の近くにこんな大きな滝があるとはーと
貴重な体験を大変喜んでくれました。
このように、「子ども食堂」が持つ機能が、単なる食事提供の場から、地域の
学生の活動の場、グローバルな視点での企画を提供できる場―などを通して拡
充しており、新たな存在意義を感じています。
7.この10月には、「みそらこども食堂」の1年に1回の大イベントである「秋
祭り」を行います。昨年も親子で150名が参加してくれまして、財団さんから
贈って頂いた「新米」でおにぎりを作り、皆さんにお配りしまして大変喜んで
いただきました。コロナ禍で多くの地域の秋祭りがなくなる中で、すごく好評
を頂いています。
このほか12月のクリスマス会、お楽しみ会、マジックショーや絵本の提供等を
行っています。子ども達にとって実際に本を手にする機会が減っており、本を
手に取って読む機会を増やそうとしています。
8.最後に「防災・被災地支援プロジェクト」について。昨年の能登半島地震
の時には、子ども達がほっと笑顔になれるお菓子を詰め合わせた「おやつポ
シェット」を珠洲市の「メルヘン日進堂」様宛にお送りしました。神戸も阪神
淡路大震災を経験し、食糧として米やパンが提供されても、子ども達がほっと
するようなお菓子があったら良かったという経験からこの支援活動を行いました。
当時は、「メルヘン日進堂」様も被災されましたが、その後、神戸市にもお菓
子を送って頂きまして交流を深めています。
9.今年7月と8月に地元神戸新聞に私たちの活動についての記事が掲載されま
した。
いずれにしましても、日本善意財団さんのおかげでこうした地域に根差した活
動が出来ています。改めてお礼を申し上げます。今後ともご支援の継続を何卒
よろしくお願い致します。
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+°。°+ °。°。 活 動 報 告 °+°。°+ °。
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1.本年7月から9月までの主要な活動報告
(1)7月19日、東京都葛飾区の「レインボーリボン」様のフードパントリーに事
務局の谷口さんがお手伝いに行きました。今回は財団が支援する夏休み前の
「米米プロジェクト」としてお米5Kgを70世帯に直接手渡しする予定でした
が、連日の猛暑で体調を崩されているご家庭もあり、58世帯(世帯内のこど
もは101人)のお渡ししました。
残りの12世帯には次回8月にお渡しする予定です。
詳細はこちら
https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1280
(2)7月16日、神戸市の「みそら子ども食堂」様のフードパントリーに事務局の
谷口さんが参加しました。今回も30世帯へのご支援ですが、フードバンクか
らの備蓄米を中心に一世帯3Kgのお米をお渡ししました。
また、7月18日には、対象の15世帯に「米米プロジェクト」のお米10Kgが直接
それぞれのご家庭に届けられました。
詳細はこちら
https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1285
(3)8月7日、先月に引き続き、神戸市の「みそら子ども食堂」様のフードパント
リーに事務局の谷口さんがお手伝いに参加しました。今回も一人親世帯、障害
のある困窮世帯など30世帯へのご支援を行いました。
その際、7月18日に実施した「米米プロジェクト」でお米10Kgを受け取られた
ご家庭からは、「こどもが美味しい美味しいと言ってご飯を頂いています」
「(給食のない)夏休み期間なので大変助かっています」等のお礼のメッセージ
をたくさん頂きました。
詳細こちら
https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1288
(4)9月20日、東京都葛飾区の「レインボーリボン」様のフードパントリーに7月に
続き、事務局の谷口さんがお手伝いに行きました。今回のフードパントリーでは
65世帯への支援で、世帯内のこどもは114人でした。
雨模様の午後でしたが、外にはシートを張って対応しました。
当日のお米は前半は北川さんの阿蘇小国の有機米、後半は政府備蓄米・令和6年
産の無洗米を2㎏ずつお渡しいたしました。
詳細はこちら
https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1291
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★ 収 支 報 告 ★
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本年1月~9月までの収支については
(1)寄付金・賛助金収入・・・2,735,000円
(2)寄付金等支出・・・・・・・・2,325,248円
(3)運営経費・・・・・・・・・・・・・903,443円
単年度の収支は▲493,691円((1)-(2)-(3))の赤字で、ほぼ昨年と同様な
傾向が続いております。
来年度についてはお米支援の2つのプロジェクトで、お米価格の値上がり
等によって約100万円程度のコスト増加が見込まれています。今後の対応
策につきましては改めてご報告致します。
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★ 次回 第5回合同会議のご案内 ★
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次回の本年度5回目の「日本善意財団の合同会議」の開催予定日
○12月6日(土)12時~13時
オンラインでの開催で、支援先の東京都葛飾区のNPO法人の「ハーフタイム」
理事長の三枝様から現場での活動報告を頂く予定です。
○この会議はどなたでも参加自由ですので、お気軽にご参加ください。
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・。☆・゜・。 北 川 八 郎 先 生 の 言 葉 ・。☆・゜・
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「迷ったらこの『言葉集』を読みなさい。きっとこの中に、あなたの答え
がある。気づきも含まれているだろう。声を出して時々読んでごらん」
(『言葉集』は全部で17話ありますが、1~3話は前号をご参照ください)
4.全てを神に委ねて導きに従ってみようと その心を神に伝えてみてくだ
さい。
きっと聖なる導きが始まります。
5.この生に起きるあらゆることは 良き解決をみる。
自分の人生は良き方向に向かっているという事を知って 怖れず、今をき
ちんと生きていこう。
6.これからもまた、今よりももっと辛いことも経験するだろう。
そのことは…あらゆることを教えてもらっているということに気づき
その出来事と価値を学んでいこう。
7.「大変だ」「不安だ」という言葉を使うのをやめてこの人生の大きな流
れの方向を信じることだ。そうすると きっと「大丈夫」という方向
に流れる。
(2025年7月19日:「満月の会総会」での講話より。8話以降は次回に掲載
して行きます)
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+°。°+ °。°。 皆 様 へ の お 願 い °+°。°+ °。
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口座振替方式による寄付金のお願い
当財団では、皆様からの浄財の振込手続きを簡素するために、毎月の自動
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支援をベースに活動をコツコツと進めて行きたいと思います。是非皆さま
からのご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
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