トピックス

 … … … … … … … … … … … … … … … … … …
 本メールは、賛助会員の方、ご寄付いただいた方や、名刺
 交換させていただいた皆さまへお送りしております。配信
 停止ご希望の際は、お手数をおかけしますが、下記ウェブ
 サイトよりお問い合わせください。
 https://nippon-zen-e-bank.or.jp/contact/
 … … … … … … … … … … … … … … … … … …

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
 +°。°+ °。°。◆◇◆ 巻 頭 言 ◆◇◆ °+°。°+ °。
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

 今年も梅雨時の大雨が明けた途端に、連日の猛暑が続いています。子ども
 達は既に夏休みに入っていますが、楽しい夏休みのはずが、学校給食のな
 いこの時期は、逆に生き辛さを抱えた子ども達にとってはきちんと食べる
 機会が失われる厳しい時期になります。

 なんとかお米だけでも食べられるようにしたいとの佐渡理事長の寄付から
 始まった「米米プロジェクト」も今夏で3年目を迎えます。昨年度は、夏
 休みと冬休みの2回にわたり、1世帯10キロのお米を支援先4団体の131世帯、
 合計1,310キロのお米をご家庭に届けました。

 今年の夏も7月下旬に106世帯、710キロのお米をお届けしました。

 今回、その中の支援先の一つの葛飾区のレインボーリボンさんからは、お
 米の値上がりで困っている家庭で増えているということで、1世帯を半分の
 5キロにして70世帯に届けられました。

 届けられた家庭からは、お米を抱えて子ども達の“笑顔”の写真が、次々に
 送られて来ています「今年はお米不足で値上がりが続いていて、本当に助か
 りました」等の嬉しいメッセージも頂いています。

 なんとかこの厳しい夏を、子ども達も乗り切ってほしいと思います。

 ★詳細はレインボーリボンさんのHPをご覧ください
 https://rainbow-ribbon-net.org/kodomosyokudou/20240803pantry/

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
  +°。°+ °。◆◇◆ 財 団 報 告 ◆◇◆ °+°。°+ °。
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

 7月20日(土)、本年度第3回目の日本善意財団・役員事務局合同会議を開催しま
 した。合同会議では、毎回、支援先の代表の方から、日々の子ども達への支援
 活動も報告して頂くように企画しておりますが、今回は神戸市の「WACCA
 (通称:わっか)」の園田恵美様からご報告を頂きました。

 「WACCA」とは「Women And Children Care Center」の略で、神戸市を中心に、
 困難さを抱える女性やシングルマザーとその子どもたちを対象に、孤立感の解
 消のための居場所支援や仲間づくりを通して生活を支援活動中のプロジェクト
 です。

 その運営は認定NPO法人「女性と子ども支援センターウィメンズネット・こう
 べ」 が担っておられます。

 園田様からはシングルマザーの抱える困難さ・現実の生活の厳しさ等が報告さ
 れました。また、それを支援している財団に対する感謝とお礼のお言葉を頂き
 ました。 (報告要旨は下記をご覧ください)。

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
  +°。°+ °。°。 支援先からの活動報告  °+°。°+ °。
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

 「WACCA」の園田様の活動報告(要旨)

 1.1992年に、「WACCA」の母体団体である認定NPO法人・女性と子ども
 支援センター「ウィメンズネット・こうべ」が設立され、プロジェクト
 「WACCA」は2013年から、シングル・マザーやその子ども達が気軽に立ち
 寄れる場所として、その活動を始めました。
 (2004年には、「友達の家」(逃げ場としてのシェルター)を設置した経
 緯にあります。シェルターはDV被害者が、着の身着のままで逃げてきて一
 時的に(4週間)避難生活をする場です)

 2.「WACCA」は母親だけでなく、母子双方を並行して支援していますが、
 2020年にコロナが蔓延して、学校も休校となり、この3年間は人と会うこと
 ができなくなり、これが心配でした。このため、居場所支援とフードパン
 トリーによる食糧の提供だけでなく、「WACCA子ども基地」(WACCA塾・あ
 そび基地)も提供しています。

 3.ここ数年、シングルマザーの抱える問題が重度化しています。自分自身
 の健康悪化、子どもとの関係性の悪化などがあるし、最近の傾向として外国
 人のシングルマザーが増加しています。特に、外国人の場合には言葉の壁が
 あり、例えば、学校から書類を受け取っても、提出するものなのか、捨てて
 いいものかの判断もつかずに困って居ることが多い。「WACCA」では一緒に
 なって一生懸命に話をするが、どうしても言葉の壁がハードルやネックに
 なっています。

 4.シングルマザーの場合、自分自身が虐待された経験をもっている人も多
 く、親としてどのように振舞って良いかの「良き(親としての)モデル」が
 いません。このため、自分の子どもとの関係性に悩む母親が多い。子どもの
 父親を自分が奪ってしまったのではないかーという自責の念。父親がいない分、
 自分が頑張らなくてはとの思いが強く、精神的に疲れて倒れてしまう人も多い。
 逆に、自分が教育を受けていなかった分、子どもへの教育に期待をかけすぎて
 しまい、“教育虐待”になっている事例もあります。これに母親は気付いてい
 ない。母親は自分が子どもを追い詰めていることがわかっていない。

 子どもも母親についていけず、自傷行為に走る子どもや、不登校になる子ども
 もいます。こちらから声を掛けるだけで、パニックになる子どももいます。
 正直、こういう状況では私達だけの活動では、限界になっています。              

 5.こうした母親にはいろいろな話し合いの場に来てもらうようにしています
 が、他の親との話の場になると「私はいいです」と話をすることを避けようと
 してしまう。

 ただ、最終的に癒されるのはやはり「人」。この場所に来たらほっとできるー
 というような居場所作りや支援活動に力を入れ続けています。
 「WACCA」では自分を含め2人が常駐し、「WACCA塾」は週に3日に1人が駐在して、
 できるだけ一緒に話をするようにしています。

 ただ、ここに相談に来てくださいとか、電話で来てください―と言っても、なか
 なか来てくれません。そこで、「フードパントリー」が大きな役割を果たしてく
 れています。お米がなくて困っている人も多く、毎月少しでもお米を持ち帰ると
 いう「食」を通じて、繋がる人もいます。

 「フードパントリー」ではシングルマザー10組に毎月2回お米を渡していますが、
 必ず取りにきてもらい、その時に直接手渡ししながら、表情や服装、変な臭いが
 ないかなどをチェックしながら、ちゃんと食べているのか、お風呂に入れている
 かなどをみています。この人は危ないなと思う時には、関係団体とも連携してい
 ます。もう長い人は5年間位、ここに来ています。

 6.最近、物価が高騰していて、こうした家庭ではお菓子を買う余裕がないの
 が実情です。手渡す袋にお米のほかにお菓子が入っていると、子どもと一緒に
 笑うことが出来ましたーと言われたこともありました。毎年アンケートをして
 いますが、以前はカップラーメンに人気がありましたが、最近はすぐに食べら
 れるということで、レトルト食品やお菓子の要望が多くなっています。

 7.「WACCA塾」では、勉強会などの学習支援も行い、20代~80代の幅広い男性
 がボランティアとして参加してもらっています。平日は女性だけしかいません
 が、子ども達にとっては「暴力を振るわない(年配の)男性」がいるのは、そ
 れだけで「良きモデル」となります。単なる学びの機会だけではなく、家や学
 校以外にもこうした男性がいる事が大事なんです。子ども一人一人ときちんと
 口をきいてあげる事が大事で、こうした事を意識してくれる男性ボランティア
 がいるのは、大人への信頼を取り戻すことになっています。

 8.「WACCA塾」では、午後4時~6時は小学生、6時~8時は中学生が来ることに
 なっていますが、大人が本を読んでくれたり、いろいろ勉強を教えてもらうこと
 で、これまで中卒で働きに出ていた子ども達が、高校や大学にも行けるんだと思
 うようになってきました。今春、「WACCA塾」から高校合格者が出たという嬉し
 い知らせがありました。

 9.一方、「遊び基地」ではいろいろな社会的な経験をして欲しいと思っていま
 す。一人親の家庭では、社会的な体験する機会が奪われており、できるだけ外に
 出て、アスレチックスやバーベキュー、ハローウィン、クリスマスなどいろいろ
 な体験ができるようにしています。神戸市長田地区には長田漁港があり、今秋に
 は30人の母親と子ども達で本物の漁師さんと一緒になって釣りを体験してもらう
 事を考えています。いろいろな体験を通して、将来、あんな楽しい事があったと
 思い出してもらい、少しでも生きる力にしてくれれば良いと思います。

 10.私たちの活動だけではなかなか全ての支援もできないので、たくさんの方か
 ら支援を頂いているのは本当にありがたいです。「自分には誰かがいてくれる。
 話を聞いてくれる人がいる」と思ってくれる居場所支援なども一層充実させ、こ
 れからも丁寧に支援を続けて行きたいと思います。これまで支えて頂いている日
 本善意財団さんには本当に感謝しています。今後ともよろしくお願い致します。

 以上

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
   +°。°+ °。°。 活 動 報 告  °+°。°+ °。
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・

【1】本年7月までの主要な活動報告

 (1) 6月8日、東京都葛飾区の「レインボーリボン」様の子ども食堂あそびタ
   イムのお手伝いに事務局の谷口さんが行きました。子どもの参加は28人、
   お弁当の持ち帰りは90食でした。
   https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1036

 (2) 6月12日、神戸市の「みそら子ども食堂」様を事務局の谷口さんが訪問し、
   フードパントリーのお手伝いをしました。今月も30世帯に食品を手渡し
   しましたが、まだお渡しできない世帯が46世帯もあり、対応に苦慮され
   ていました。

   財団からは毎月30キロのお米を支援(お米つなぐプロジェクト)してい
   ますが、最近のお米の値上がりで、フードバンクからのお米支援が途絶
   えてしまい、財団からのお米支援は、「本当に心強い」とのお礼の言葉
   がありました。
   https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1043

 (3) 6月21日、事務局の谷口さんが神戸市の「WACCA」様を訪問して、最近の
   活動状況をヒアリングさせて頂きました。当方からは、お米支援につい
   て、最近の米不足の現状や生産状況についてお話させて頂きました。今
   後の予定では、6月に「WACCA遊び広場」で七夕のイベント、7月には「こ
   うべ動物王国」への遠足を計画されていました。
   https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1053

 (4) 7月4日、神戸市の「みそら子ども食堂」のフードパントリーのお手伝い
   に谷口さんが参加しました。今月も30世帯限定での配布となりました。
   児童扶養手当満額受給のご家庭や、障害や病気の家族を抱えるご家庭を
   最優先してお渡しされているそうです。
   https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/1047

 ★活動の詳細は、財団のHPをご覧ください。
  (トピックス - 支援活動・活動報告ページ)
  https://nippon-zen-e-bank.or.jp/topics/topics_category/activity/

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
  +°。°+ °。°。 今 後 の 主 な 予 定  °+°。°+ °。
         ★ 次回、第4回合同会議 ★
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
 次回の本年度第4回目の「日本善意財団の合同会議」の開催予定日
 ★9月28日(土) 12時~13時
 ★オンラインでの開催で、支援先からの現場報告も予定しております。

 ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
    ・。☆・゜・。 北 川 八 郎 先 生 の 言 葉 ・。☆・゜・
 ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 苦しい人には希望を
 悲しい人には明るい未来を
 困っている人には喜びを
 じっと立ち止まっている人には勇気を
 不安で一杯の人には安らぎを
 もたらしてあげたい

 お金に困っている人にはお金の心配のない生き方を
 怒りと争いの人には平和感をもたらす
 愛が欲しい人には神の愛の存在を
 神の愛こそ全てを救うことを
 どうしたらいのか悩んでいる人には道があることを
 教えてあげたい
 (7月23日、先生からのメールより)

 ※7月20日の先生の傘寿(80歳)のお祝い会には、
  多くの方が会場にお出で頂きまして誠にありがとうございました。
  改めて厚く御礼を申し上げます。

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
   +°。°+ °。°。 皆 様 へ の お 願 い  °+°。°+ °。
・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・
 口座振替方式による寄付金のお願い 

 当財団では、皆様からの浄財の振込手続きを簡素するために、毎月の自動
 振替方式の手続きを進めております。今後とも、皆様からの物心両面から
 支援をベースに活動をコツコツと進めて行きたいと思います。是非皆さま
 からのご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

 ●振替方式等の手続き等について、詳細はこちらをご覧ください。
  ⇒ 寄付金支援について
    https://nippon-zen-e-bank.or.jp/donation/
  ⇒ 賛助会員について
    https://nippon-zen-e-bank.or.jp/member/

 ●ご支援のお申込みはこちら
  ⇒ お申込みフォーム
    https://nippon-zen-e-bank.or.jp/entry/

          ………‥‥‥・・・・・━━━━━━━━━
   最後まで読んでいただきありがとうございました!
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
 発行元:一般財団法人 日本善意財団
 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-4 アーバン虎ノ門ビル6階
 (河野公認会計士事務所内)
 ウェブ https://nippon-zen-e-bank.or.jp/
 メール support@nippon-zen-e-bank.or.jp

◆配信停止・メールアドレス変更のご連絡は下記URLから
 https://nippon-zen-e-bank.or.jp/contact/

 ※アドレス変更の際は、「お問い合わせ内容」の欄に
  新しいアドレスをご記入ください。

◆このメールマガジンへ「返信」されても確認できない場合がございます。
 お問合せ・ご意見などはメール support@nippon-zen-e-bank.or.jp
 まで直接お送りいただくか、ウェブサイトよりお問い合わせ下さい。
 https://nippon-zen-e-bank.or.jp/contact/

  ………‥‥‥・・・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━□■